日本高校選抜【欧州遠征】②
現在、4月15日(月)の0時前です。本日は午後16時30分キックオフでユトレヒトとの親善試合を行いました。昨日、試合観戦したオランダリーグはユトレヒトVSフィテッセ。チャンピオンリーグ出場圏内をかけた、まさに壮絶な試合を目の当たりにしました。お互いゴールラインを割った回数は1回ずつでしたが、どちらもVARの判定の結果、ゴールは取り消しとなり、ドロー。ゴールは生まれなかったものの、ゴール前の攻防、球際、競り合い、全てが高い技術に裏付けられた激しく速いプレーに観客のボルテージも上がりっぱなしでした。前線の組織的なプレッシングも一瞬でもコントロールを誤れば、あっという間にゴールに迫る勢いで、ボールを奪えるチャンスを見逃さない意識と、それを可能にさせる細かいポジション修正は秀逸でした。
そんなトップチームの試合を見ただけに、今日の試合もとても楽しみであった。最終的には7-2とスコアの上では差がついたが、彼らのもつゲーム運びの上手さやしたたかさは日本チームにはない、見習わなければならない点であろう。やはり、この年代は既に育成年代を終えているべき時で、「技術が大事」とか、「フィジカルである」とか「戦術的に成熟」などと言われるが、間違いなく全ての要素が必要で、どれかが目立つことはないのかもしれない。そんな思いにかられました。またユトレヒトアカデミーセンターの環境は6面のグラウンドとクラブハウスを備えた、素晴らしい環境であった。日本が世界との差を埋めていくには、これもバランスよく全ての面でレベルを上げて行かないと、全く追いつけないのではないかと思わされた。またとなりでジュニアやジュニアユースと思われるカテゴリーがトレーニングをしていたが、皆楽しそうにボールを蹴っていた。日本であれば、「練習休み」となれば喜びが生まれるかもしれない。しかし、ここでは逆の心境となるのであろう。
もっともっと、自分自身のレベルを上げて自チームに戻りたいと思う。